商店街としての博物館通りを残し、当時の賑わいを少しでも取り戻そうという長年の取り組みが実を結び、平成24年度から「博物館通り賑わい創出プロジェクト」が始動しました。福井県や敦賀市などの行政機関と地元商店街などが連携し、道路の石畳化や電線の地中化、古い町家の改修などの整備が行われました。そして平成25年10月に改装した町家に新しく3軒のお店がオープンしました。
キトテノワ
あたたかな気持ちの「キ」、「ト」心を込める手のひらの「テ」、そしてそこから生まれる和みの輪の「ワ」から名づけた「キトテノワ」。この名前のようにあたたかな空間づくりをコンセプトにした町家ショップです。
もともとは旧薬局店。白い床と壁は手づくり感たっぷり、かつすっきりとしたイメージで、ほっと落ち着けるランチ&カフェのお店へと生まれ変わりました。古い町家で眠っていた薬棚は絵本の本棚に、薬瓶は壁のオブジェに、古井戸はガーデン風景になりました。
営業時間 11:00~17:00
定休日 月・火
電話番号 0770-21-0220
店舗HP http://www.kitotenowa.com/
TOKLAS
マツニタカ
「マツニタカ」は、本格蕎⻨が⾷べられる蕎⻨屋であり、そば粉を使⽤したガレット、クレープが⾷べられるカフェであり、美味しいお酒が飲めるカウンターバーであり、3つの顔を持つそばカフェをコンセプトとしていて、来店する時間帯やお客様の⽬的によって異なるお店になる変わったお蕎⻨屋です。
どのメニューも⾷材にこだわった本格的な味が楽しめます。
カウンター正面には店名の「マツ 二 タカ」を象徴とするような装飾があります。
営業時間 11:00~17:00
定休日 火
電話番号 0770-36-4877
店舗HP https://matsunitaka.com/
博物館通り
現在博物館通りと呼ばれるこの細い路地は、江戸時代、敦賀三十六町と呼ばれた敦賀湊の町の中心部を東西に横切っています。この付近は当時から敦賀湊の経済の中心でした。
明治から戦前までの博物館通りは、銀行や郵便局、公設朝市場、百貨店などが立ち並び多くの人が行き交った敦賀の中心でした。戦災で敦賀の街の大半が焼失しましたが、博物館通りの建物は多くが消失を免れましたが、戦後、経済の中心が移り行く中で、次第にかつての賑わいもなくなっていってしまいました。